リオデジャネイロ五輪陸上男子短距離代表で、6月の日本選手権100メートル覇者のケンブリッジ飛鳥(23=ドーム)が11日、五輪へ最終調整の2試合を走るベルギーに向けて成田空港から出発した。

 後半の加速が持ち味の新鋭は、海外勢との実戦機会に「状態はすごくいい。どこまでついていけるか」と楽しみな様子。メダルの期待がかかる400メートルリレーについては「どこを走るかより勝てればいい」と走順にはこだわらない。スタートダッシュが重要な1走こそ「ちょっと難しい」としながらも、チーム優先の姿勢を打ち出していた。