スポーツ仲裁裁判所(CAS)は19日、ドーピング違反が発覚した男子競歩のアレックス・シュバーツァー(イタリア)がリオデジャネイロ五輪出場を目指し、国際陸連などによる出場停止の暫定処分差し止めを求めていた訴えを却下したと発表した。

 2008年北京五輪男子50キロで金メダルのシュバーツァーは、ドーピング違反による資格停止処分が解けたばかりだったが、復帰後に再び陽性反応を示していた。CASは国際陸連などに対し、早い段階で正式な処分決定をするよう促している。