【米ニュージャージー州2日(日本時間3日)=益田一弘】けっぱれ!

 加代子。リオデジャネイロ五輪の女子マラソン代表、福士加代子(34=ワコール)が、地球の裏側から大声援を受ける。故郷の青森・板柳町が14日の女子マラソンを応援するために、花火大会の日程を変更したことがわかった。過去10年以上も毎年8月14日に行ってきた町の伝統行事を、今年は3日早めて11日に開催する。

 花火大会を取り仕切る板柳町商工会関係者は「加代子さん(福士)のマラソンがあるので、今年の花火は14日にできません。町を挙げて応援するので」と説明した。4000発を打ち上げる花火大会は、同町の人口1万4502人(昨年4月1日時点)の3分の2にあたる約1万人の人出が予想される。そんな町の一大イベントを前倒しし、14日は福士の応援会を実施予定。地元の「けっぱれ!」コールを励みに、福士が「リオで金メダルだべ!」という目標に全力を注ぐ。