地元日系人団体が観客席でごみを拾ってもらおうと青いごみ袋、約2500枚を日本サポーターらに配布。試合終了後に多くの人々がスタンドのごみを拾う姿が見られた。

 2014年のW杯ブラジル大会で、日本サポーターのごみ拾いが地元紙などで話題となったのがきっかけ。W杯でマナウスは日本戦がなかったが、感銘を受けた「西部アマゾン日伯協会」が、在マナウス日本総領事館などに協力を呼び掛けてリオデジャネイロ五輪での実現にこぎ着けた。

 協会職員ヒライシ・ユキエさんは「ブラジルではポイ捨てが多い。清潔を重んじる日本人の文化を広めていきたい」と話した。日本の応援に駆け付けた会社員エリゼウ・メンデスさん(35)は「公共の場所の掃除を人任せにするのではなく、自発性を持って行うのは本当にいいことだ」と語った。