五輪4連覇を目指した吉田沙保里(33)を破ったのは、米国のヘレン・マルーリス(24)だった。昨年の世界選手権55キロ級覇者という実力者だった。

 メジャーリーガーのダルビッシュ有はツイッターで「吉田選手4連覇目前って強すぎる。。そしてその吉田選手を破ったヘレン選手が聖子の教え子という^^;」「教え子ではなく、元教え子だそうです(笑)もうコーチやめたので。今は家事に育児に奮闘してくれています^_^」などと、パートナーの山本聖子さんがかつてマルーリスを指導していたことを明かした。

 吉田の個人戦連勝は「206」でストップした。吉田が最後に敗れたのは、2001年全日本選手権準決勝の山本聖子戦。それを最後に個人戦は負けることなく、五輪3連覇、世界選手権13連覇を達成した。

 最後の敗戦から約15年。山本聖子に敗れ、その元教え子に敗れるという因縁だった。