東京オリンピック(五輪)にアーチェリー男子代表として内定している古川高晴(36=近大職員)と、同じく女子代表の山内梓(22=近大職員)が25日、近大の所在地である東大阪市の野田義和市長(64)を表敬訪問した。

山内は自身初のオリンピック出場。「初めてだから、挑戦者の気持ちでメダルを獲得したい」とフレッシュな気持ちで大舞台に挑む。昨夏からの1年延期には「延びたことをポジティブにとらえた。フォームを固めるトレーニングをできた」と前向きに受け止め、進んできた。

今回で5回目のオリンピック出場となる古川は「今までの経験から『(メダルを)取ってやるぞ』と思うと力みが生まれる。普段の国際大会のようにリラックスすれば、あとから結果はついてくる」と豊富な経験を生かして戦うことを誓った。

古川は今年2月に第1子となる長男が誕生。「まだ生まれて3カ月で(息子は)何もわからない。成長したときに、お父さんはこういう結果を出したんだと胸を張れるように頑張る」と、わが子のためにも日の丸を背負う。