ナイキは27日、陸上長距離界で好記録が連発している厚底シューズの新モデル「エアズームアルファフライネクスト%」をナイキ原宿で展示を開始した。

発売は3月1日から同社のランニングサポートアプリ「NRCアプリ」で先着順という“レアシューズ”になりそうだ。

購入するためには、厳しい条件が課されており、限られた人のみに購入の権利が与えられる。対象は18年2月27日~今年2月27日までに、フルマラソンで規定タイム(男性・2時間50分0秒以内、女性・3時間40分0秒以内)を切った人。

昨年10月「エアズームアルファフライネクスト%」の試作品を履いた世界記録保持者エリウド・キプチョゲ(ケニア)は非公式のレースで、42・195キロを1時間59分40秒で走った。

前モデル「ズームXヴェイパーフライネクスト%」は、7区間で区間記録が塗り替えられた箱根駅伝で約84%の選手が使用するなど記録の高速化の一因とされた。シューズ裏の前足部には「ズームエアポッド」というクッション性と反発性を両立する“装備”も追加された。また反発力を生む炭素繊維のプレートも前足部の方を硬めにする工夫も凝らされている。

価格は3万円(税別)。