日本記録保持者の大迫傑(28=ナイキ)が、東京オリンピック(五輪)代表へ大きく前進するだけではなく、2度目の「1億円」を手にした。

冷静なペース配分で東京を駆け抜け、自らの日本記録2時間5分50秒を更新する2時間5分29秒でゴール。記録更新者に与えられる褒賞金1億円を、18年10月のシカゴ・マラソンに続いて獲得した。順位は日本人トップの4位で、8日のびわ湖毎日マラソンで記録を破られなければ、東京五輪代表にも内定する。

1億円の使い道を聞かれると、「使い道はいろいろと。スクールや来年の大会もあるので、どうなるかわからないですが、自分自身もそうですが、これから育っていく必要がある選手のために使えることもあるのかな」と見通した。