自粛を求めた沿道で声援を送ったのは7万2000人だった。新型コロナウイルスが猛威をふるい、政府からはスポーツイベントの自粛要請も出る中での実施。

東京を巡る都市型マラソンは、沿道での観戦の自粛をお願いしての開催だった。レース後の主催者の発表で、「今回は7万2000人。ですので(例年の)10分の1以下ということです」と集計の速報があった。昨年は雨が降ったため80万人にとどまっていたが、昨年比でも9分の1の換算になる。

禁止はできないため、大会側でのお願いするしか手段がなかった。観光名所の浅草・浅草寺の雷門の前には鈴なりの人だかりができる光景もあった。関係者は「協力していただいた方もいるし、見たかった方もいたんだなという受け止めかたです」と述べた。