18年アジア大会覇者の井上大仁(27=MHPS)は26位だった。「いけるところまでいくしかなかった」。2時間3分台設定のペースメーカーに果敢についた序盤の走りは、オリンピック(五輪)への決意を感じさせた。

20キロ過ぎで大迫が遅れてからは、日本人唯一の力走に。ただ、30キロ過ぎからペースダウンし、32キロ過ぎに大迫に抜かれると「いっぱいいっぱいだった」と後退した。「やれることはやった。変わらず前を追いかけ続け、攻め続けていけたら」と前向きに話した。大迫については「半端ない」と脱帽した。