大迫が東京で見せたガッツポーズを名古屋で再現する。東京オリンピック(五輪)女子代表の最終選考レース、名古屋ウィメンズマラソン(8日・ナゴヤドーム発着)に出場する福士加代子(37=ワコール)が6日、名古屋市内で会見に出席。東京マラソンで日本新記録を更新した大迫傑について、「最後のガッツポーズがかっちょ良かった」と表現し、自身も続くことを誓った。安藤友香(24=ワコール)らも意気込みを語った。

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5大会連続となる五輪出場へ向けて、ベテランの福士は「ラストチャンスいう感じ」と意気込んだ。

1日の東京マラソンでは大迫が自らの持つ日本記録を更新。ゴールの場面では雄たけびを上げながら右拳を力強く握り、ガッツポーズを繰り返した。その姿に刺激を受けた福士は「すげー格好いいと感じた。最後のガッツポーズがかっちょ良かった」と笑顔。「あさっては大迫くんみたいなガッツポーズをできれば」と、自身も力走することを誓った。

1度は集団から離れながらも逆転した大迫のレースぶりにも感銘を受けた様子。「こういう展開があって、こうなるんだと分かった。いいイメージができた」とうなずいた。

1月の大阪国際マラソンでは25キロ付近で途中棄権し、この大会に向けて再調整してきた。「大阪ではハーフを走ったと思って、そこからマラソン練習に移行した感じ」と振り返る。五輪切符をかけた最後の一戦を前に、「最高のパフォーマンスを出したい。準備してきたことを出し切りたい」と宣言した。