来日している世界陸連のセバスチャン・コー会長(64=英国)が8日、新型コロナウイルス感染症の影響で来夏に延期された東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場を視察し「非常に美しい。日本、世界の陸上にとってレガシー(遺産)となる施設」と印象を語った。

近年の五輪スタジアムの陸上トラックを手掛けるイタリア・モンド社が開発した“高速トラック”などをチェックし「アスリートが最高のパフォーマンスを実現できる」と満足げ。将来的な構想として「また世界選手権を日本にもってきたい。できればトラックやウオームアップエリアを維持してもらいたい」と話し、1991年東京、2007年大阪大会以来となる日本開催に言及した。

国立競技場では五輪、パラリンピックの開閉会式や陸上の各種目が行われる。昨年11月末に完成し、今年8月には初の本格的な競技会となるセイコー・ゴールデングランプリが実施された。

コー会長は陸上男子1500メートルで1980年モスクワ、84年ロサンゼルス五輪と連覇した元スター選手。2012年ロンドン五輪で組織委員会会長を務めた。(共同)