東京オリンピック(五輪)の陸上女子1万メートル代表に内定した広中璃梨佳(20=日本郵政グループ)がレースから一夜明けた4日、静岡・掛川市内のホテルで会見した。

夏の五輪本番へ向けて「強くなった広中璃梨佳を今後もさらに見せられるように頑張っていきたい。最後まで諦めないで、挑戦者としてノビノビと力強く走っている姿を1人でも多くの人に見てもらえたら。自分の走りでいろんな方に勇気、感動を与えられる選手になりたい」と抱負を述べた。国内ではスタートから先頭に立ち、逃げ切るレース運びで戦うが、今後は「いろんな引き出しを増やしていきたい」と語った。

日本郵政グループの先輩で東京五輪マラソン代表の鈴木亜由子(29)は憧れの存在。「同じ舞台で戦うんだという強い気持ちを持ってここまでやってきた」という。その鈴木からは「おめでとう。プレッシャーがある中、よく頑張ったね」とラインをもらったという。

6月の日本選手権では「本命」と位置付ける5000メートルと2種目で東京五輪の代表を目指す。