世界陸連のセバスチャン・コー会長(64)が5日、コロナ禍でのオリンピック(五輪)開催について「無観客だとしてもアスリートは受け入れるだろう」と述べた。札幌市内で行われた東京五輪のマラソンテスト大会を視察した後の会見で語った。

選手は有観客を望んでいることを前提としつつも「それが無理でも大会はすばらしいものになるだろう。選手は今、無観客に慣れている」と述べた。

今年1月に英BBC放送の番組で「開催する唯一の方法は無観客だ」と述べたと報じられた。しかし、この発言については「唯一の方法とは言っていない」と否定。「観客は組織委、日本の公衆衛生当局が決めることだ」と話した。