決勝で多田修平(24=住友電工)が自己記録を0秒06更新し、10秒01で五輪参加標準記録を突破した。

前半は山県をリードし「『9秒99ぐらい出たかな』と思った。ちょっと悔しい感じもある」と苦笑い。従来の自己記録10秒07は17年日本学生対校選手権で、桐生が日本人初の9秒台を出したレースだった。今回も間近で山県の日本新記録を見て「1回は自分が前に行って、9秒台を出したい」と新たな目標を掲げた。