男子100メートル準決勝2組に多田修平(25=住友電工)が登場し、10秒17秒の1着でフィニッシュした。

この日に25歳の誕生日を迎えた多田は、予選2組を10秒26の1着通過で準決勝に駒を進めていた。今季好調で、今月6日の布勢スプリントでは自己記録を0秒06更新する10秒01をたたき出し、五輪参加標準記録を突破していた。

今大会前には「調子も上がってきている。緊張感を前向きなパワーに変え、優勝できれば」と意気込んでいた。

 

◆男子100メートルで東京五輪代表切符をつかむには? 五輪の参加標準記録の10秒05を突破し、今回の日本選手権で3位以内に入れば代表選手に決まる。山県、サニブラウン、桐生、小池、多田の5選手は既に記録をクリアしており、タイムに関係なく3位までに入ればOK。残る柳田、デーデー、東田の3選手は、10秒05を突破した上での3位以内が求められる。