16年リオデジャネイロ五輪銀メダルの日本(多田、山県、桐生、小池)は、まさかのバトンミスで2大会連続のメダルを逃した。

一走の多田から、二走の山県へバトンがつながらず。

桐生と小池は走ることなくレースを終えた。

山県は謝るかのように両手を合わせた後に、トラックにうずくまった。

トラックに膝をついて悔しがる多田と山県へ、歩み寄ったのは桐生だった。2人の肩を抱いて、ようやく立ち上がった。

レースの結末は、あまりにも悲劇的だった。