バドミントン男子シングルス世界ランキング1位で右眼窩(がんか)底骨折の手術を受けた桃田賢斗(25=NTT東日本)が、29日からチーム練習に復帰することになった。所属するNTT東日本が発表した。

桃田は1月13日に遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれて負傷。精密検査を受け、1度は異常なしと診断され、2月上旬の代表合宿に参加したが、シャトルが二重に見えるなどの症状を訴えて離脱。7日に右眼窩底骨折と診断され、8日に手術を受けた。13日の退院後は療養していたが、27日の診断結果を受け、練習復帰のめどが立った。

桃田は退院後、軽い運動のみ行っていたため、復帰後はリハビリも続けながら練習に参加する。事故後は所属先を通してコメントを発表していたが、公の場で直接話したい意向を示しており、近日中にメディア対応する予定。時期については新型コロナウイルスの影響もあり、検討中だという。東京オリンピック(五輪)出場は確実で、5月以降の復帰に向け、調整を続けていく。