東京五輪バドミントン女子ダブルス代表で芽室町出身の永原和可那と札幌市出身の松本麻佑(ともに25=北都銀行)が28日、オンライン取材に対応した。金メダル候補の道産子ペアに、指導を受ける五輪2大会出場の佐々木翔監督(38)も北斗市出身だ。松本は「3人の力を合わせれば強いパワーになる。北海道でプレーしている人たちに夢を与えられるような結果、コートに立つ姿を見せられたら」と“チーム北海道”での躍進を誓った。

縁を感じている。高校卒業後の14年に北都銀行入りした同期。ペア結成時を永原は「たまたま組むことになった」と振り返る。「偶然が重なって今の自分たちがいる。北海道に愛があるからこそ、こういう偶然も生まれた。こういう偶然を力に変えていけたら」。18年世界選手権で初優勝に輝いており、実力は十分。期待を背負う。

郷土愛あふれるパワー飯がある。松本は「ハンバーグが大好き。北海道発祥なので『びっくりドンキー』は頻繁に食べて元気を出しています」と、身長177センチの源を明かした。永原は「帰省した時に必ず食べるのはジンギスカンと『インデアンカレー』」と、出身の十勝地方の人気カレー店の名前を挙げた。2人にとって、地元は特別だ。

初めて臨む4年に一度の大舞台。佐々木監督から経験談を聞き、心構えをする。松本は「パワフルなプレーを見てもらえたら」、永原は「子どもたちに憧れられるような存在になれるように」。コートで全力を尽くす。【保坂果那】