東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの1年程度の延期が決まったことを受けて、25日もプロ野球各球団の選手や監督がコメントした。

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▽巨人原監督 「最善の策の中での決断だったと思います。延期ということを我々は楽しみにして、しっかりと待ちたい。(五輪で中断予定だった日程に試合を実施する可能性に)そっちの方がむしろ自然という気がします。僕らにとって悪いニュースではないです」

▽巨人阿部2軍監督(00年シドニー五輪、08年北京五輪に出場)「選手は調整が大変だと思うけど、こういう世界情勢だから仕方ない」

▽巨人村田善ブルペンコーチ(昨年のプレミア12で侍ジャパンのバッテリーコーチ)「現状を考えれば、(五輪延期は)仕方のないことだと思います。決まったことを受け入れて、準備するしかないと思います」

▽巨人岡本 「まだ選ばれる身かは分かりませんが、もちろん残念な気持ちはあります。延期となったことを前向きに捉えて、まずはプロ野球の開幕日に向けて頑張るだけです」

▽巨人丸 「出場する選手のことを思っての判断だと思うので、僕らもそれに従うだけです。残念は残念ですけど、今のところ来年という話なので(今は)シーズンのことの方が大事かなと思います」

▽DeNA山崎(球団を通じて)「今回の延期に伴い、さまざまなアスリートの方々が置かれている状況が異なりますので、私個人としてのコメントは差し控えさせていただきます」

▽阪神藤川 「また来年頑張って応援します。全力で応援します」

▽阪神高橋 「24日のピッチングじゃ(開幕)ローテーションはだめだと思う。開幕延期になって、結果を残している人はたくさんいる。食らい付いていけるように、としか考えてない」

▽阪神近本 「一生に1回しかないと思うので出たいなとは思う。しっかりチームのためにやるべきことをやっていれば結果は出る」

▽ヤクルト山田哲 「来年になったら、また来年の目標としてそれをモチベーションに頑張れると思う。延期だからという気持ちの変化はないです。出られると確定していたら、あったかもしれないけど」

▽ヤクルト村上 今はあまり五輪のことは気にしていない。常に結果を出したいし、常に打ちたいと思っているので、五輪があるからどうではなくて、常にモチベーションは勝ちたいということ。まずは今年結果を残す。

▽西武外崎 「自分次第。自分にカツを入れて、1打席1打席無駄にならないようにやっていければ。今年1年で新しい自分を出して、成績を残せば問題ない」

▽楽天浅村 「全世界の人が東京に来て、見たり、競技をしたりするので。そこでリスクをとって五輪をやる必要はない。延期とか(プロ野球の)開幕が延びたりとか初めてなので戸惑いはありますけど、どの競技でも状況は同じ。受け止めるしかない。とにかく野球界全体で感染しないように、今はそこだけ心掛けてやっています」

▽楽天松井 「世界中で、欧州を中心に(新型コロナウイルスの感染が)深刻になっている中で、状況判断をしての結果だと思うので。受け止めるというか、それしかできない。今はチーム内の競争に集中しようと思います。(五輪出場を目指す気持ちは)変わらないです」

▽楽天森原 「アスリートもそうですけど、一般の人たちの健康、安全も第一になると思うので。でも来年(東京五輪が)あるということで、僕自身も出られる可能性があるかぎり(侍入りを)狙っていきたい」

▽オリックス山岡 「選ばれたら、もちろん行きたい。頭には入れておかないといけない。(調整の)難しさはあるんじゃないですか」

▽オリックス山本 「まずはシーズンにしっかり集中して、中止になったわけではないので1つの楽しみとしてとっておきたい。特別な機会」

▽オリックス中川 「もう1度、そこに向かって挑戦してレベルアップしていきたい。複数ポジション、バントや作戦面を確実にできる技術を身につけていかないと」

▽オリックス吉田正 「選考は野球は誰も決まっていない。僕らはシーズンをやるだけ。それが評価になります」

▽日本ハム栗山監督 「ファイターズの監督というより、野球をやらせてもらっている人間として、できる限り協力することは何でもするし、できる限りのことはお手伝いしながら。世の中がこうなっている以上、命の方が大事なので、重いのでね。それはみんなが受け止めなければいけないけれども、本当に前に進んでくれればいいなと思っている」

▽日本ハム清宮 「(開催までの)期間も延びましたし、その分可能性も広がると思う。その可能性にしっかり挑戦したい」

▽日本ハム吉田輝 「自分が生きている中でも一生に1回しかできないので、やるのだったら喜べる状況で。来る人たちもオリンピックの雰囲気とか、世界一をかけた試合とか感動をしにきている。やる側も応援してもらった方が気持ちいいと思う」