今大会初登板の侍ジャパン千賀滉大投手(28)が、3者連続三振で好救援した。1点を追う6回から登板。9番から始まる米国打線に、力強い直球に“おばけフォーク”を織りまぜた。9番アレンをフォーク、1番ウエストブルックをスライダー、最後はアルバレスを直球で、いずれも空振り三振に仕留めた。

7回も続投し、DeNAオースティンを中飛。続くカサスに二塁打を打たれ得点圏に走者を背負ったものの、続くメジャー218発のフレージャーを空振り三振に打ち取った。四球で一、二塁としても、最後はコロズバリを空振り三振で乗り切った。

4月に左足首の靱帯(じんたい)損傷を負い、東京五輪出場が危ぶまれたが追加招集で侍ジャパン入り。1点を追う展開で踏みとどまり、終盤戦へつないだ。

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