米国打線をけん引しているのはDeNA所属の2番オースティンと21歳の若手有望株の3番カサスだ。オースティンは本拠地の横浜スタジアムでチームトップの打率4割2分9厘で7打点と攻撃の起点ともなり、得点源と躍動。カサスは全体トップタイの3本塁打、同トップの8打点をマーク。2人でチームの全28得点の半分以上を稼いでおり、つながると厄介な存在だ。

決勝トーナメント初戦で侍ジャパンに敗れた後に、ソーシア監督は2人の打順を1つずつ繰り上げた。初回から打席が回る強打者コンビは要注意となる。

先発のソフトバンク所属のマルティネスは日本での実績も十分。7月31日に行われた1次リーグの韓国戦で5回1失点、9奪三振と快投しており調子はいい。救援陣では要所で登場する160キロ前後の球速を誇る左腕ゴースが難敵となりそうだ。【木下大輔】