日本バスケットボール協会(JBA)は28日、定時評議委員会と臨時理事会を行い、次期役員を選任し、新体制を発表した。三屋裕子会長(61)は再任、副会長には大河正明氏に代わって来月からBリーグのチェアマンとなる島田慎二氏が新たに就任した。

16年6月に就任し、3期目となる三屋会長は「オールバスケットで難局を乗り越えなければいけない。やらなきやいけないことが、たくさんある中で身が引き締まる思い」と新たな決意を語った。今回の任期は決算期の変更により、21年9月までの1年3カ月となる。

三屋会長自身もバレーボールでモスクワ五輪ボイコットにより出場できなかった経験があり、延期となった東京五輪に関しては「何とか五輪は経験させたい。チャンスがあればどんな形でもいいので」と思いを語った。さらに「1カ月前にPCR検査をして2週間何もなければ選手はできる。観客は日本人だけになるかもしれないが五輪という競技はできると思う。何とか4種目全部に出てもらいたい。そのために自分もいろんなところで動いていきたい」と話した。

PCR検査が行える前提とした上で代表活動については「7月後半には男子代表を集めたい。8月には3人制、車いすも含めてイベントをやろうと考えている。野球やJリーグを見ているとバスケも続かないといけない。バスケットで日本を元気にできたらいいなと」と今後のプランを明かした。