世界ランキング42位のC組日本は、同16位の格上スロベニアに81-116で敗れて開幕2連敗となった。NBAで活躍する八村塁(23=ウィザーズ)はチーム最多、代表戦での自己記録(25点)を塗り替える34得点で7リバウンド。渡辺雄太(26=ラプターズ)は17得点を挙げたが、壁は厚かった。

第1クオーター(Q)、馬場雄大(25=NBLメルボルン・ユナイテッド)がスロベニアのエースで、NBAのスター選手ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)に果敢なドライブインを敢行するなど、強豪に食い下がった。41-53で折り返した後半も、一桁台の差に詰めることができない。八村のダンク、渡辺の3点シュートなどで逆転にかけたが、最後は大きく差を広げられた。

ドンチッチは26日のアルゼンチン戦で五輪史上2位となる1試合48得点をマーク。この試合でも25得点。渡辺雄はドンチッチについて、「彼はすごいプレーヤーで、得点もリバウンドも取ってくる。その中で、彼に惑わされず。自分たちのバスケットを40分間貫ければ、絶対チャンスはある」と話していたが、スーパースターの強烈なパワーに屈した。

自国開催で45年ぶりに出場の日本は、今大会で目標とする「まず1勝」を目指し、8月1日に世界ランキング4位のアルゼンチンと対戦する。