女子B組で世界ランキング10位の日本が、同17位ナイジェリアを102-83で下して通算2勝1敗とし、2大会連続の準々決勝進出を決めた。

日本は序盤から林咲希(ENEOS)が外角シュートを立て続けに決めるなど、チーム全体で10本中7本の3点シュートを成功させ、第1クオーター(Q)を30-22でリード。第2Qにも林が外角シュートを効果的に決め、前半を51-38で折り返した。

第3Qに入ったあとも堅い守備でリズムをつくり、宮沢夕貴(富士通)が3点シュートを3本連続で決めるなど、ナイジェリアを突き放した。

林は前半だけで20得点をマークするなど得点源となった。その動きは、NBAの得点王のようだった。日本を率いるトム・ホーバス監督は林について、ボールをもらう前の動きなどが「ステフィン・カリー(ウォリアーズ)に似ていると、ずっと思っていた」と話したことがある。そのことを伝えられた林は、「トムさんからそう言われて、カリー選手の動きを意識するようになりました」と笑っていた。その後の代表合宿中にシュート精度が落ちた時期もあったが、五輪本番を前に大きく調子を上げ、ベスト8入りの立役者となった。

16年リオデジャネイロ五輪で日本は20年ぶりにベスト8に進出。準々決勝では優勝する米国に屈した。自国開催の五輪で、初の4強進出を目指す。