東京オリンピック(五輪)ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈(20=日体大)が4日、一夜明けて都内で会見を行った。

「5試合全部終わって、緊張も何もなくて。ご飯もしっかり食べられたのが幸せです」と晴れ晴れとした表情を見せた。

一方で反響については「感じています。ツイッターで、有名な方々が『入江選手、おめでとう』と言ってくれて。普段じゃあり得ない。五輪の力だなと思いました」と驚いた。

X JAPANのヒット曲「紅」を入場曲に使用しており、YOSHIKIからSNSを通じて祝福のメッセージが送られたことに言及。「(ツイッターの)フォローまでしていただけて、本当に光栄だと感じました」と喜んだ。

鳥取県初の金メダリストになったことで、同県もフィーバーしている。「自分の金メダルでこんなにも喜んでいただいて、鳥取県に生まれて良かった。鳥取県あっての私です。生まれ育ったことに感謝して、これからも頑張っていきたいです」と、故郷に何度も感謝した。

五輪の試合後、大学卒業まではボクシングを続けると明かしていた。この日の会見で「五輪は準々決勝、準決勝と負けてもおかしくない試合だった。見ている人に絶対勝ったな、と思われるようなボクシングを目指して、国際大会でも金メダルを目指します」と前向きに話した。【近藤由美子】