日本馬術連盟は10日、東京オリンピック(五輪)の馬場馬術代表に、札幌市出身の林伸伍(36=アイリッシュアラン乗馬学校)が決まったと発表した。林は他2選手とともに初の五輪代表。拠点のドイツから電話取材に応じ「まずはホッとしたというのと、うれしいの両方です」と話した。

4月1日から今月9日までが選考期間で、日本連盟主催の選考会を含めて3つの競技会の平均成績上位3選手が選ばれた。「コロナなどで選考期間がタイトになり、馬にもたくさん負担をかけたけど、一番いい成績を残すことができて、馬にも感謝」と愛馬スコラリをねぎらった。

3歳から叔母が勤めていた、ほくせい乗馬クラブ(札幌市)で乗馬を始め、札幌盤渓小で本格的に競技を開始。東海大四高から進学した明大卒業後、演技の正確さや美しさを競う馬場馬術を専門にした。09年から静岡・御殿場市の現所属先でインストラクターを務め、18年世界選手権出場など国内外で活躍してきた。

16年リオデジャネイロ五輪では補欠に終わり「かなり悔しい思いをした。それを東京に生かそうと頑張ってきた」とキッパリ。人馬ともに初の五輪に「東京の暑さ対策が必要。大きな舞台の方が燃えるタイプ。今から楽しみ」と心待ちにする。7月中旬に日本に入る予定で、本番では個人と団体に出場する。