世界ランキング4位の山田優(27=自衛隊)が3回戦へ駒を進めた。

同36位のロマン・ペトロフ(29=キルギス)を相手に15-13。第1ピリオド(P)は4-2と慎重に入ったが、第2Pで点の取り合いになり14-12。最後は粘る相手を振り切った。

昨年3月の最高峰グランプリ(GP)大会で優勝するなど、日本勢の個人最速で代表内定を勝ち取ったエース。2日前にはフェンシング界を代表する1人として開会式に参加し、気持ちを高めていた。

個人、団体の表彰台を目標に「これからエペの時代に切り替えるためにも、しっかりメダルを獲得したいと思います」と抱負を語っていた男が、まずは16強に入った。【木下淳】