橋本聖子五輪相(55)が27日、閣議後会見を行い、延期が決まった東京オリンピック(五輪)で予想される巨額の追加費用分担について問われると「あくまでも組織委員会と東京都が中心になって決めていくこと。国は支援する立場です」と強調した。

東京都の小池百合子都知事の費用分担について国と協議していきたいとの意向についても言及。今後の直接会談の機会を問われると「いえ」と即答。「東京都と組織委員会がしっかりと検討していくことから始まるので、それを注視していくことが今の段階です」とし、今は国が経費負担について検討すべき時期ではないと重ねて示唆した。

また、国際オリンピック委員会(IOC)が来年春と夏の2案を提示していると報じられた件について「報道で知りました」と明かした。「前後に国際大会があると思うので、いろいろなご意見をいただきながら、IOCと東京都、組織委員会でしっかりと検討されていくものだと思う。しっかりと注視しながらバックアップ態勢を取っていきます」と話した。