政府は、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックで海外からの一般観客の受け入れを見送る方針を固めた。複数の関係者が9日、明らかにした。来週にも政府、大会組織委員会、東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の代表による5者協議を再度開き、確認するとみられる。新型コロナウイルスの変異株が確認され、現在は外国人の新規入国を原則、認めていない。今後の感染状況も見通せず、世論の不安も強いことから一般観客の入国は難しいと判断した。政府高官は9日、海外観客の対応を速やかに決める必要があるとの認識を示した。

海外観客の見送りにより、観光需要を回復させ経済再生につなげる政府の戦略は見直しを迫られる。組織委は海外向けに販売したチケットの払い戻しを進めることになる。