丸川珠代五輪相(50)が8日、閣議後の会見で、東京オリンピックのソフトボール女子オーストラリア代表が事前合宿に入った群馬県太田市の清水聖義市長が「市民が買い物に来る前に済ますやり方がある」などと、行動制限緩和策を示唆した発言について「何度も受け入れられ、過去にもお付き合いがあるので、選手たちの気持ちをおもんぱかって、ポロリと申されたことかと」と推測した。

さらに「コロナ禍なので、しっかりとルールを守っていただけるように話しています。検査を定期的にやっていますが、14日間が過ぎていくまではきちんと距離を取ることを、随行員がしっかり監視させていただいている」などと話した。

新型コロナウイルス感染症対策で選手団の移動は、ホテルと球場の往復に限定されている。丸川氏はこれまでにも、太田市長の発言について「買い物に出ることは想定していない」とし、行動制限緩和は認めない意向を示していた。