東京オリンピック(五輪)・パラリンピック開会式の楽曲担当を辞任したミュージシャン小山田圭吾氏について、雑誌「月刊GiGS(ギグス)」1996年2月号掲載のインタビュー記事で「倫理観に欠ける不適切な表現があった」として、版元のシンコーミュージック・エンタテイメントは21日までに公式サイトにおわびを掲載した。

小山田氏はギターに関するインタビュー中、入院先の病室で弾いた話を披露し「夜中にガンガンやってると、癌の末期患者の人とかの呻き声が(中略)聞こえて来る(笑)」などと発言をしていた。同社は「今後はこういった表現を掲載することがないようコンプライアンスに留意し、二度と判断を間違えないための努力をしてまいります」とした。

一方、NHKは21日、小山田氏が音楽を担当し、20日以降放送を見合わせたEテレの番組「デザインあ」について、放送開始の2011年時点で同氏の過去のいじめを把握していたことを明らかにした。視聴者の問い合わせを受け照会し、所属事務所関係者から「本人は反省し後悔している」と説明を受け、放送を続けたという。

正籬聡放送総局長は21日の定例記者会見で、今回の放送見合わせを「五輪・パラリンピックで多様性を認め合い、共生社会を進めることを放送で体現するのを目標に掲げる中で判断した」と説明した。(共同)