天皇陛下は22日、皇居・宮殿で、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長らと面会し、新型コロナウイルス禍の中での東京五輪について「感染症に対する万全の対策を講じながらの大会運営は決して容易なことではないと思います。皆さんのご尽力に深く敬意を表します」と英語で述べられた。

バッハ会長は陛下に対し「日本の皆さまに危険をもたらすことのないよう、最大限の努力をしていることを、陛下に改めてお約束します」とあいさつした。皇室と五輪との絆を強調した上で、23日の開会式については、「陛下が明日、開会を宣言してくださることに、深く感謝し、謙虚に受け止めさせていただきます」とした。

面会は、宮殿の「春秋の間」で実施。IOCからは計19人が出席した。飲食は伴わず、一定の距離を取るなど感染症対策を講じた上で行われた。

陛下はあいさつで、「アスリートの皆さんが健康な状態で安心して競技に打ち込み、その姿を通じて、新しい未来へと希望の灯火がつながれる大会となることを願います」と述べるとともに、暑さへの注意も呼び掛けた。

陛下は東京五輪とパラリンピック両大会の名誉総裁を務め、23日の開会式に出席する。これに先立ち、同日午後には、開会式に出席するジル・バイデン米大統領夫人や、各国首脳らと宮殿で面会する。(共同)