スケートボードの初代ストリート王者となった堀米雄斗がスケートボードを始めた大島小松川公園(江東区)のSSPと呼ばれる一角には25日、スケートボード愛好者が次々に訪れ“聖地巡礼”の様相を呈してきた。

その中に堀米の父亮太さん(46)ともスケーター仲間の大橋鉄博さん(46)も姿を見せた。「小学生の雄斗に超スパルタで教えていて、絶壁に近いところからすべろ、って。雄斗は泣きながら、でも毎日滑っていて、絶対にやめなかった」と振り返った。

SSPとは公園内で同じくスケーターの「瀬尾さん」が滑って遊んでいて、次第に「瀬尾スケートボードパーク」(SSP)と呼ばれるようになった一角。大橋さんは「もう20年も遊んでいるのに(今では)SSPではスケボー禁止らしい。雄太を見て、スケートボードで遊びたいと感じた子どもらのためにも、小池百合子都知事はSSPを視察して、スケボーができる環境を作ってほしい」と整備を訴えた。【寺沢卓】