東京オリンピック(五輪)の延期が決定したことを受けて、ゴルフ男女で昨季の国内ツアー賞金王今平周吾(27)、賞金女王鈴木愛(25)が25日、コメントを発表した。

ゴルフは当初、6月末の世界ランキングで各国の代表が決まる予定だった。昨年、一昨年と2年連続賞金王、現時点で松山英樹に次ぐ日本人男子2番手の世界ランキング41位で、有力候補だった今平周吾は、日本ゴルフツアー機構(JGTO)を通じてコメントを発表。

◆今平周吾 新型コロナウイルスの感染拡大が世界中に広がる中、このような状況で、オリンピックは当初の予定どおりに開催できるのか、僕もここ数日ずっと気になっていました。

まったく収束の様子が見えない今の状況で、開催の延期は仕方のないことと受け止めています。

オリンピックが東京に決まり、ゴルフの開催コースが僕の地元でもある埼玉県の霞ケ関CCに決定してからは、ますます出場への思いが強くなり、昨年は2年連続賞金王への大きなモチベーションにもなりました。

僕は現在の世界ランキングで松山選手に次ぐ日本勢の2番手につけており、代表選考で有利な立場にあったわけですが、開催延期によって今後、選考基準なども変わる可能性があります。どんな状況になっても出場を目指し、引き続き最善を尽くしていくつもりです。

今平同様に、女子の鈴木も現時点では五輪代表圏内だった。6月末の世界ランキングで各国上位2人は五輪代表に選出。鈴木は畑岡奈紗、渋野日向子に次ぐ日本人女子3番手の14位ながら、15位以内に3人以上の国は最大4人まで出場可能だった。国内女子ツアーなどの広報活動を行う会社を通じてコメントが発表された。

◆鈴木愛 コロナウイルスが世界的な広がりを見せる中での開催延期は致し方ない判断だと思います。延期は残念ですが一刻も早くコロナウイルスが収束することを願ってます。

オリンピック出場は私にとって大きな目標です。1年後の出場を目指し、ここからしっかりと準備して、最高のパフォーマンスで皆さまに感動を与えられるように頑張りたいと思います。