ゴルフの東京オリンピック(五輪)日本代表争いが大詰めを迎える。出場枠は男女ともに基本的に2で、男子は21日、女子は28日の世界ランキングをもとにした五輪ゴルフランキングで決まる。注目は最も熾烈(しれつ)な女子の2番手争い。国内で戦う稲見萌寧(21=都築電気)らを、24日開幕のメジャー、全米女子プロ選手権での一発逆転にかける渋野日向子(22=サントリー)が追う展開。

五輪代表争いで2番手の稲見は、代表決定前の残り3戦もマイペースを強調した。4月末には、日本代表ユニホームの採寸は済ませた。しかし「五輪はゴールじゃなく、今年の私の目標は1年間を戦いきること」という。19年に初シードを決め、20年はコロナ禍で14戦のみ。初体験のフルシーズンを乗り切ることを最優先に掲げた。