スペインのオリンピック委員会は25日、東京オリンピック(五輪)の男子ゴルフに出場予定だった今年の全米オープン覇者で世界ランキング1位のジョン・ラーム(26)が新型コロナウイルス陽性が判明したため、大会を欠場すると発表した。

ラームは2週前の全英オープンに出場しており、同国内で義務付けられている3度の連続PCR検査の3回目で陽性反応を示したという。最初の2度の検査は陰性だった。同委員会によると代役は立てないという。

同日には米国代表として東京五輪の男子ゴルフに出場予定だった20年全米オープン覇者で世界ランキング6位のブライソン・デシャンボー(27)も出国前の最終検査で新型コロナウイルス陽性となり、国際ゴルフ連盟が大会を欠場すると発表したばかり。コロナ禍の猛威により、ここ2大会の全米オープン覇者がそろって欠場するという事態になっている。