日本の松山英樹(29=LEXUS)が16ホール目までを終えて6つ伸ばして通算8アンダーの3位に浮上した。初の五輪でのメダル獲得を射程圏内にとらえた。競技は悪天候による2度の中断の影響などで順延となり、出場60人中、松山含む16選手がプレーを終えられず。暫定首位はシャウフェレ(米国)で2日間の競技を終えて通算11アンダー、131。星野陸也(25=フリー)は通算3アンダー、139で暫定25位となっている。

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松山がメダル獲得へのチャージをみせた。1番で幸先よくバーディー発進を決めると、序盤からアクセル全開。3番では約1メートルを沈め、雷雨接近で約2時間半の中断明け直後の6番でも3つ目のバーディーを奪った。

後半も勢いは止まらず、10番ではグリーン左のラフから直接決めるチップインバーディー。関係者から歓声があがると、右手を挙げて応えた。初日は後半でバーディーを奪えず「ちょっと大変なバック9でした」と振り返ったが、しっかりと修正。13番ではスライスラインを読み切って約2・5メートルを沈め、パー3の16番ではあわやホールインワンという約20センチにつけるスーパーショットも披露し、楽々6つ目のバーディーを奪取した。17番ホール途中で再び悪天候により中断、順延となったがスコアを伸ばした。首位に立つのは5月のマスターズでも優勝を争ったシャウフェレ。再現の予感も漂ってきた。