3位から出た日本の松山英樹(29=LEXUS)が5バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算13アンダー、200で首位に1打差の2位につけた。最終日は最終組で回り、金メダル獲得へ向けた最後の戦いへ挑む。前日首位のシャウフェレ(米国)が199でトップを守った。

松山は出だしの1番はティーショットを右の深いラフに入れると、第2打をグリーンに乗せられず、パーパットも外してボギー発進。しかし、2番では第2打でピン手前8メートルにつけると、これを決めてバーディー。バウンスバックですぐにスコアを戻した。

勢いは止まらず、続く3番ではフェアウエーからの第2打をピン左7メートルにつけ、難なく沈めて連続バーディー。好調なパッティングでスコアを伸ばし、序盤で首位に1打差まで迫った。

グリーン周りでの持ち前の技術はこの日も健在。1オンも狙える短いパー4、6番ではティーショットを左ラフに外すも、27メートルからのアプローチはカップへ一直線に転がり、惜しくも縁に蹴られたが、あとわずかでイーグルの好ショット。これを決めて11アンダー。7番では同組で首位のシャウフェレがスコアを落としたため、初めて首位に立った。

パー5の8番でも1メートルのバーディーパットを沈め、通算12アンダーに。それ以降は16番までパーセーブで耐え、首位を1打差で追う状況で迎えた17番。ティーショットは左バンカーに捕まったが、第2打でグリーンの傾斜を使ってピン手前1・5メートルへ。これを沈めて後半初のバーディーを奪い、首位に並んだ。

男子ゴルフは第1日、第2日ともに悪天候で中断などに見舞われていたが、この日は好天で伸ばし合いの展開に。松山は順延となった第2日の2ホールを残しており、31日早朝に消化。わずかな休息を挟んで臨んでいる第3日も好調なプレーを続けている。日本からは松山のほか、星野陸也(25=フリー)も出場しており、この日は73で回って通算1アンダー、212で46位となっている。