新体操個人で東京五輪代表となった喜田純鈴(20=エンジェルRG・カガワ日中)と大岩千未来(19=イオン)が21日、東京都内で日本代表のオフィシャルパートナー、化粧品大手ポーラから大会本番用の新メークの講習を受けた。

団体総合も含めた共通テーマは「Shiny Beauty 飛躍メーク」で、金メダルにあやかった金色(こんじき)ラメライナーが特徴。早速約1時間かけて手ほどきを受けた。団体との違いについて、担当者は「団体は(演技する5人が)5つ子になるように、みな同じ顔になるように個性を消しています。逆に個人はその人が持った顔立ち、良さを引き出す」と説明した。

華やかさとクールさと狙ったアイメークを施された喜田は、「メークをすることで試合への気合が入る」と歓迎。20日までの代表選考会でトップの得点をマークして五輪初出場を決定し、一夜明けての勝負メーク指南に「取材やお祝いを受けて実感が湧いてきた。五輪に向けて進んでいるなという感じがしました」と笑顔をみせた。

2位で初代表に選ばれた19歳の大岩は「メークを教えてもらい、五輪への思いはより強くなった。気持ちをもっと引き締めてやっていきたい」と誓った。