17年世界選手権団体銅メダルの岸大貴(26=ポピンズ)は決勝で57・815点を記録して7位だった。男子は08年北京、12年ロンドン、16年リオデジャネイロと3大会連続で4位。悲願のメダルを狙ったが「4度目の正直」はならなかった。10回の跳躍で競う形式で、前後に大きく移動する場面が目立ち、得点を伸ばせなかった。予選は111・540点の6位で通過していた。

強みはバランス。「何か突出したものはない。パラメーターをゲームみたいに表せば、正六角形に近い選手」と自負する。大相撲の炎鵬とは大学の同級生の親友で「同じスポーツの世界。友達として、刺激もらっている。少しでも彼の刺激になっていればなと思います」と奮闘を誓っていた。

19世界選手権5位の堺亮介(24=バンダイナムコアミューズメント)は第1、第2演技とも中断し、合計62・250点の15位で予選落ちした。