日本ハンドボールリーグ(JHL)は14日、理事会を開催し、無観客開催が決まった東京オリンピック(五輪)ハンドボール競技の観戦チケット購入者を、来年3月に実施するJHLプレーオフに無料招待することを決めた。

詳細は今後検討するとしたが、五輪観戦券を購入したことが証明可能なレシートなどを提示できれば、払い戻しを行った場合も招待対象となる。申し込み方法などは12月ごろ発表予定。

葦原一正代表理事(43)は、「五輪の無観客開催が決まり、選手同様に影響を受けたのはハンドボールのチケットを持っている人たち。観戦を楽しみにされていた方に何かできないかと考えた」と説明。ハンドボールの五輪チケット購入者は、初めて会場で観戦するライトファンも少なからず含まれると推測し、「ハンドボールに触れていただけるせっかくの機会がなくなるのは、リーグとしてもよくないこと」から、今回の企画実施に至ったと話した。

五輪のアンブッシュマーケティング(便乗商法)への抵触に関しては、弁護士の見解も踏まえたうえで、法的問題はないとの認識を示した。

8月下旬に開幕する日本リーグは、来年3月までレギュラーシーズンを実施。プレーオフは来年3月18~20日に、東京都・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催される。