日本ホッケー協会は3日、東京オリンピック(五輪)の1年延期に伴って、男女の代表主将、監督のコメントを発表した。

女子の「さくらジャパン」内藤夏紀主将は「延期になる覚悟はしていたので『やっぱりな』と思いましたが、中止という選択肢もある中で、延期という決断に至ったことに感謝します。1年後、さくらジャパンが金メダルを獲得し、たくさんの方に笑顔と感動を与えられるようなチームになっていることを楽しみにしていてください」とした。

チームの指揮をとるファリーン監督は、東京五輪の目標を「金メダル」と掲げている。「延期という判断に異論はありません。私は延期によって、史上最高のオリンピックを開催するための絶好の機会が日本に巡ってきたと信じています。このパンデミックを乗り越え、多くの人々に人類の祭典、スポーツの祭典が披露できることを想像してみてください。世界中の人々が参加し、ポジティブになれる絶好の機会です」。その上で「準備時間が延びたことはチームにとって大きなメリットです。最高のパフォーマンスをし、みなさんの期待を裏切らない活躍をしてみせます」と締めくくった。

さくらジャパンは5大会連続の五輪出場を決めている。日本ホッケーは、18年ジャカルタ・アジア大会で男女アベック優勝も達成している。