全日本柔道連盟は27日、東京・講道館で強化委員会を開き、男子73キロ級で16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)金メダルの大野将平(28=旭化成)が2大会連続の五輪代表に決定した。

国際大会2年間無敗で、昨夏の世界選手権東京大会で6試合全て一本勝ちの圧倒的な強さで、3度目の世界王者となったことなどが評価された。東京五輪では日本男子で過去3人しかいない連覇を見据える。代表内定は通過点にすぎず「本戦(=五輪)しか見ていない。そこで負けたら何の意味もない」と話していた。

東京五輪代表選考は、選手の準備期間確保を重視した「3段階」による選考で決める。今回は「2段階目」となり、GSデュッセルドルフ大会までの成績を総合的に判断。強化委員会で出席者の3分の2以上が、2番手との差が歴然としていると判断すれば代表選出となった。最終選考は、4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)となる。