東京五輪柔道男子66キロ級の代表決定戦は17、18年世界王者の阿部一二三(23=パーク24)が、19年世界王者の丸山城志郎(27=ミキハウス)に24分の死闘の末、勝利した。

-代表決定戦から一夜明けて

阿部 あらためて試合を見返して、本当にすごく濃い24分だったと感じた。

-勝因は

阿部 最後まで集中を切らさずに自分の柔道を貫けたことが一番だと思う。

-妹の詩さんとは

阿部 取材が全て終わった夜に少し会った。僕の前ではなかなか正直にならないというか…(ツイートしていた)「全身震えた」とは言わないが、うれしそうな顔を見られて少しホッとした。

-自身へのご褒美は

阿部 何かしたいということもなく、やっとスタートラインに立てた。少しだけ心身を休めて東京五輪へスタートしたい。

-周囲の反応は

阿部 試合が終わって携帯を見ると、すごいお祝いメッセージの数だった。(男子60キロ級代表で同じ所属の)高藤先輩からも「本当に良かったな」と電話をもらった。あらためて代表に決まった実感や、うれしい気持ちでいっぱいになった。

-食べたいものは

阿部 大好きな肉をいっぱい食べたい。

-今後について 

阿部 昨年2月から国際大会に出場していないが、コロナ禍の状況でどうなるか…。五輪までには国際大会に出場して(対外国勢の)感覚を取り戻して、五輪で圧倒的に勝つにための準備をしたい。