初採用された男女混合団体で、日本がROC(ロシア・オリンピック委員会)を下して決勝に進出し、銀メダル以上を確定させた。

第1試合では男子73キロ級に出場した大野将平が、ムサ・モグシコフを一本で退け幸先よく滑り出した。準々決勝のドイツ戦ではまさかの敗戦を喫したが、立て直した。

第2試合の女子70キロ級に出場した新井千鶴も、マディナ・タイマゾワに勝利し、第3試合は男子90キロ級で向翔一郎がミハイル・イゴリニコフに勝って王手をかけた。最後は、前日30日に金メダルを獲得したばかりの素根輝が女子70キロ級で勝利。4-0と圧勝で決勝進出を決めた。

準々決勝のドイツ戦では金メダリストの大野将平ら金メダリストが敗れるなど苦しい展開だったが、4-2で辛勝。金メダリスト5人を擁する日本が、初採用された男女混合団体でも金メダルに王手をかけた。

◆柔道男女混合団体 チーム構成は男女3人ずつの計6人。男子は73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子は57キロ以下、70キロ以下、70キロ超。同じ階級の選手同士が対戦し、決着がつかない場合はゴールデンスコア(GS)方式の延長。引き分けはない。チームの勝敗が並んだ場合は、無作為に選ばれた階級の選手同士が代表戦を行う。試合時間は4分。