オリンピック柔道男女混合団体決勝が31日、TBS系で放送された。

日本は決勝でフランスと対戦し、1-4で敗れた。最後の試合となった芳田司(25)とサラレオニー・シシケの戦いを実況したフジテレビ西岡孝洋アナウンサーは、終盤で「頼む芳田、何とか1点取ってくれ!」と絞り出した。

決勝では、新井千鶴(27)向翔一郎(25)が連敗。素根輝(21)が1勝したが、続くウルフ・アロン(25)がリネールに敗れた。日本は後がない中、5番手の芳田がフランスに先制ポイントを取られた状況。残り時間が数十秒に迫る中、西岡アナは「頼む芳田、何とか1点取ってくれ!残り19秒。大野までつなげるか」と絞り出すように実況した。

エース大野将平(29)を残したまま試合終了を迎えると「ここで残り時間なくなりました。フランス、金メダル。日本、銀メダル。大野までつなげることが出来ませんでした。フランス、混合団体、初めての王者に輝きました」。フランスの勝利を伝えた。

ネット上には「金メダリストがいても勝てないところが団体戦の面白さなんだろうな」「最後の最後まで緊張と喜びと感動をありがとうございました」「フランス本当に強かった!」などと日本チームへのねぎらいの言葉が集まった。