優勝候補の日本は決勝でフランスに1-4で敗れ、銀メダルだった。

1-2で迎えた決勝の4試合目には、男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン(25=了徳寺大職)が「絶対王者」こと100キロ超級のテディ・リネールと対戦。身長差20センチ以上、体重差30キロ以上ある巨体に足技で攻め続けたが、組ませてもらえず徐々に劣勢に。指導2を誘発された延長2分29秒に、内股で技ありを奪われ勝負が決まった。

ウルフは「とんでもない力だった。打点の高い払い腰で(過去に手術した)ひざが終わったかと思った」と、その怪力に驚愕(きょうがく)していた。