空手の東京五輪代表で組手男子75キロ超級の荒賀龍太郎(29=荒賀道場)が24日、インターネット動画に生出演し、“凄ワザ”を披露した。

全日本空手道連盟のスポンサーとなっているキッコーマンのツイッター公式アカウントで配信された空手応援番組に、女子形の清水希容(26=ミキハウス)とともに道着姿で登場。共演した芸人の体に装着された4つの紙風船を5秒以内で割れるか、という企画に挑戦した荒賀は、“スピードドラゴン”の異名そのままに、驚異的な速さで突き技と蹴り技を連発し、制限時間をたっぷり残してクリアした。荒賀は「よかった」と破顔一笑。間近で見ていた清水は「めっちゃ速かった。すごかった」と感嘆した。

五輪などで採用されている組手のルールでは、技を制御せず故意に相手に当てると「過度の接触」として反則を取られる。この日の番組内で荒賀は、当たる寸前でぴたりと止める技術を次々と繰り出し、相手の身体に一切触れることなく次々と的を射抜いた。

一方の清水も、上段蹴りで足を伸ばした状態で動かずに10秒間耐えられるか、というお題を難なくクリア。「キープする動作は大事。脚力はしっかり鍛えているほうだと思う」とうなずいた。

その後、ツイッターに投稿された質問にリラックスした表情で回答。「1番ほっとできる時間は」との問いに清水は「寝る瞬間が幸せ」と笑い、荒賀は「夕食食べながらテレビを見ているとき」と、にこやかに明かした。