18日の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、国際オリンピック委員会(IOC)が東京オリンピック(五輪)の7月開催予定は変わらないとしていることについて、各国国内オリンピック委員会(NOC)代表や選手から当惑と不満の声が出ていると伝えた。

米選手代表の一人は同紙の取材に「(IOCは)公衆衛生を優先事項にしていないようだ」と指摘、「(IOC)本来の価値観と一貫性はあるのか。国際社会の一員としてそう見られてもいいのか」と疑問を呈した。

別の選手代表は、18日に行ったIOC側との電話会議の最中、国民が自宅隔離を求められている時に、選手が五輪の練習に向かうのは誤ったメッセージを送ることにならないか、と述べた。

同紙によると、電話会議ではIOC側が選手らの質問をはぐらかし、あいまいな答えに終始。IOCが新型コロナウイルス感染の深刻さや、自らの行動が国際社会に与える影響を理解していないのではないか、との懸念の声も上がっている。

会議では開催時期変更などの最終期限を聞く声が相次いだが、IOCは明示しなかった。(共同)